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口臭治療のお話1

 
口臭治療に関して
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口臭が気になったことって、ありますか?
歯周病や全身的な病気だけが口臭を引き起こすわけではありません。
実は、ストレスや、多すぎるお薬もドライマウスを引き起こし、
口臭の原因になっていたりするそうです。

ある意味、現代病の1つとも言えるのかもしれませんね。

今回は、その「口臭」について
お話しをしてみたいと思います


口臭のお話1

まずは、試しに口臭を測ってみませんか?
口臭とはなんなのでしょう
口臭の分類
口臭の原因のニオイ物質達
  「VSC(揮発性硫黄化物)」などのお話
大切な唾液
口臭のお話2

 口臭の原因
生理的なものが原因の口臭
   老人性   早朝性  空腹時  緊張時
  生理時 
飲食物、嗜好品が原因の口臭
   コーヒー  飲 酒  喫煙 
   乳製品  肉   砂糖  野菜
口腔疾患が原因の口臭
  歯周病  舌苔  補綴物  口呼吸
全身疾患が原因の口臭
  鼻や副鼻腔・呼吸器官の疾患
   病気
  薬の副作用  心因性
口臭のお話3・ちょこっとマメ知識

   「加齢臭(老人臭)や介護臭」
 口臭のお話4

  シェーグレン症候群  自臭症
口臭のお話5ちょこっとマメ知識
     「ダイエット臭」

  ダイエット臭が出てくる訳
  ダイエット臭が出てくる3つの段階
  ダイエット臭対策            
口臭のお話・6
   「乳酸菌で口臭予防」


乳酸菌で口臭予防?
ちょこっと豆知識「プロバイオティクス」(8/9

まずは、試しに口臭を測ってみませんか?
これが口臭を計測する器械です。
この器械は、口腔ガスと呼気ガスが計測できるので、
どこからの臭いなのか(口の中なのか、呼吸している空気か)
が判断することができるのです。
鼻からの空気も測定することができます。


口臭とはなんなのでしょう
口臭というのは、口腔(お口の中)を通ってくる気体が、不快な臭いを持っていることの総称です。
口臭の原因は、9割が口腔に由来していると言われています。
でも、口臭の無い人もいません。
みんな、ある程度はお口に臭いがあるのです。
それが気になる程なのか、気にならない程度なのか。
これが問題ですよね。一番気になるところです。


口臭の分類
口臭は、いくつかの種類に分類することが出来ます。
ここでは分類だけすることにして、
詳しい内容や、改善の方法はまた後でご説明することにします。
生理的なもの ・老人性
・早朝時
・空腹時
・生理時
・緊張時  など
飲食物・嗜好物 ・ニンニク、たまねぎなどの匂いの強いもの
・煙草、お酒、コーヒー
・牛乳、チーズ、肉などの高タンパク食などの食事性口臭  など
疾患性 口腔疾患 ・歯周病
・舌苔(ぜったい)
・補綴物(ほてつぶつ)
・口呼吸    など
全身疾患 ・鼻や副鼻腔などの疾患
・鼻や呼吸器官の癌
・薬の副作用
・腎機能不全、肝機能不全、糖尿   など
心因性 ストレス



口臭の原因のニオイ物質達
口臭の原因となる臭気物質には、色々と種類があります。
代表的なのは
  ・揮発性硫化物
  ・アンモニア
  ・低脂肪酸
  ・アミン類
  ・トリプトファン誘導体

           などです。

揮発性硫化物は、Volatile Sulfur Compoundsといい、「VSC」とも呼ばれています。
これは、硫化水素[H2S]や、メチルメルカプタン[CH3SH]、ジメチルサルファイト[(CH3)2S]などで、
揮発性の硫黄化合物です。
硫黄(イオウ)で思い出すのが、温泉ですよね。
そうです。卵の腐ったようなニオイの代表になります。
メチルメルカプタンは、血生臭くて、魚臭いような野菜が腐ったような臭いで、
ジメチルサルファイトは、ゴミ臭・・・だそうです。
どっちもイヤな臭いですよね。

「VSC」発生のメカニズム
この「VSC」発生させるのは、お口の中の細菌です。
  ・剥離した粘膜上皮、
  ・破壊された細胞組織
  ・死滅した血液成分
  ・死滅した細菌
 
などのタンパク質成分が細菌に分解されて作られます。
中でも、歯周病の関連細菌が主となって口臭の原因をつくります。
「VSC」は、口臭の一番の原因となるニオイ成分だと言われています。

アミン類というのは、肉や魚が腐敗した時に発生するニオイ物質で、
カダベリンやプトレシンなどがあります。
これも、タンパク質が分解されて作られます。

トリプトファンというのは、必須アミノ酸の1つです。
牛乳から発見されたアミノ酸だそうです。
体内では、エネルギー源になるのですが、緊張感などとの関係も報告されているそうです。
トリプトファンの含有量の多い食品は
チェダーチーズ・バナナ・卵黄・落花生 ということです。

※アンモニア・脂肪酸は、疾患性の口臭のところでご説明する予定です。


大切な唾液
口臭と唾液は、かなり密接な関係にあります。


唾液には、自浄作用(洗浄作用)や、抗菌作用といった機能があります。
食べ物などを洗い流す作用だけでなく、
リゾチーム・ペルオキシダーゼ・ラクトフェリンなどの
抗菌作用を持つ酵素が含まれているのです。

また、唾液中の酸素の量も関係があります。
歯周病菌のほとんどが、酸素が嫌いな「嫌気性菌」です。
この「歯周病菌」は、前の項目でご説明した「VSC」と呼ばれる
揮発性硫黄化合物という口臭の一番のニオイの元を作り出す細菌でしたよね。
この菌たちは、酸素が無い状態になればなるほど、元気に増殖するのです。
さらさらの唾液には、酸素がたくさん含まれているので、
お口の中を快適な良い状態に保ってくれるのですが、
口が渇くと、唾液が無くなったり、濃くなったりするので、
酸素が減少してしまいます。
すると・・・元気になった細菌達が、せっせとニオイの元を作り始める、と言うわけです。

唾液というのは、お口の中の環境を守っているといっても過言ではないくらい、
とてもとても大切な存在なのです。

では、どうやったら唾液を出すことができるのでしょう。
一番簡単な方法は、ガムを食べることのようです。
それから、お水を飲むことも大切です。
お茶などの利尿作用のある飲み物は、
飲みすぎるとかえって脱水ぎみになってしまうのだそうです。
お口の渇きが気になっている方は、注意してみてくださいね。
口臭のお話2に進みます。
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