歯医者さんでレーザーを使うというと 「痛くない治療」「削らない治療」ができる。 こうイメージしていらっしゃる方が大半ではないかと思います。 確かに最先端の医療器具ではありますが、残念なことにまだまだ万能ではありません。 それでも、今までの治療にプラスすることで、よりよい結果が得られる。 当医院では、こう考えてレーザーを治療に取り入れています。 |
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Panasonic 炭酸ガスレーザー Panalas C05Σ |
当医院の使用しているレーザーは 「炭酸ガス(CO2)レーザー」です。 生体にたいして最も安全と言われている種類のレーザーです。 歯科用レーザーにも色々な種類があり、それぞれ微妙に得意分野があります。 詳しくは後でお話しますが、 炭酸ガスレーザーの得意な効果としては、 1、痛みをとる。 2、傷・炎症を速く治す。 3、免疫機能を高める。 の3つが有名です。 |
レーザー治療でできるといわれていること レーザーとはなんなのでしょう? 普通の光とレーザーの違い レーザーの種類 歯科で主に使われているレーザーの種類と説明 「炭酸ガスレーザー」・「Nd:YAGレーザー」・「Er:YAGレーザー」 「半導体レーザー」・「アルゴンレーザー」・「ヘリウムネオンレーザー」 「ダイレーザー」の説明をしています。 おまけ・レーザーの活躍現場の色々 半導体レーザー 美容整形でよく使われているレーザー その他色々(調べながら中 1/26) ガスレーザー「アルゴンイオンレーザー」 固体レーザー「YAGレーザー」 その他「アルゴンダイレーザー」「ダイ(色素)レーザー」に追加 |
レーザー治療でできるといわれていること | ||||||||||||||||||||||||||
レーザーは基本的に無麻酔・無痛ですが、 症例によっては麻酔が少量必要だったり、多少痛みがある場合もあります。 また、副作用が少ないので、妊娠中の方や高血圧の方・心臓疾患でワーファリンを服用されている方・人工透析されている方などでも、ドクターの適切な診断と治療・指導のもとでレーザー治療を受けていただくことができます。 |
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レーザーとは何なのでしょう? |
レーザー光線といえば、現実世界よりもSF映画などでお馴染みですよね。 元は光通信や軍事用として開発されたものですが、 もちろん、医療用のレーザーは殺人光線ではありません。 自然の中にある光は、プリズムを通すと色々な色に分かれます。 その中から1つだけ色を取り出して、さらに強力にして放出させたもの、がレーザーなのです。 レーザーの光はプリズムを通しても1色しか出てこないのです。 ところで、「レーザー(laser)」とういうのが合成語だったというのはご存知でしたか? Light Amplification by Stimulated Emission of Radidtion の頭文字からとった言葉なのです。 「(放射・発光の)誘導放出による光の増幅」と言う意味です。 誘導放出というのは、それぞれの特定の波長が、ある条件の整った媒質に入ると、 その波長に反応して同じタイミングで同じ波長の光が出る、というものです。 レーザーの光を出すには、半導体内部の電子の流れだったり、化学反応だったりと媒質の種類によって違いますが、そうやって誘導放出で生み出されたエネルギーを元にして、さらに内部で増幅させ、増幅させたエネルギーは、ダムに水を貯めるように蓄えられ、ダムから水を放出するようにして、初めて安定したレーザー光として放出されるのです。 |
普通の光とレーザーの違い | |
レーザーは他の光とは全く違う性質を持っています。 単一の波長であること。 太陽(自然光)も電球も1色に見えますが、その光の中には色々な色が含まれています。 それに対して、レーザーには1つの色しか含まれていません。 位相が一致していること。 「位相」とは 「単振動や波動のように同じ運動が周期的に繰り返される時、1周期ごとに繰り返される変数の値」 のことです。なんのことだか良く分かりませんよね・・・。 光だけにかぎりませんが、波長は一定の強さで出ているように見えても、微妙に強弱があります。 普通の光には、いくつもの色が含まれているので、それぞれの色によって、波の大きさや幅が違ってきます。 なので、自然界の光は「位相がずれている」という状態になるわけです。 位相がずれている状態では、いくら光を増幅させても強力なエネルギーにはなれないのです。 そこで、レーザーのように1つの色、つまり、1つの波長だけにすると「位相が一致した」状態になりますので、 増幅することによって、強力なエネルギーが得られることになるのです。 方向が一致していること。 光の方向は、全部同じだと思っていらっしゃいますか? 実は、普通の光は拡散しているのです。 たとえば、部屋の電気をつけると、部屋全体が明るくなりますよね。 これが光が拡散しているという証拠です。 なぜかと言うと、普通の光には前でお話したように「色々な波長(色)」が混ざっているからです。 それぞれの波長が、それぞれ違った方向に勝手に進んでいくので部屋全体が明るくなるのです。 レーザーの光は1つの波長しか含まれていないので進む方向も1つだけになります。 光が拡がらないので、そのエネルギーを1箇所に集中させることができるのです。 レーザー光は、光の「共振」と「増幅」による発振原理を利用しています。 光の共振も増幅も、光が位相を整えて放射される原理「誘導原理」によって可能になりました。 |
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レーザーの種類 | ||||||||
レーザーにはたくさんの種類があります。 用途や得意分野ももそれぞれに違ってきます。 使われている媒質によって、大きく分けると4種類に分けられます。 「媒質」というのは、外部からエネルギーを受けると、 特定の波長だけを放出する元素や分子などの材料のことです。 |
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そのほかに、ソフトレーザー・ハードレーザーのおおまかな2種類にも分けられます。 機種により、出力や照射モードも変わってきます。 照射モードには、連続波・パルス波・スーパーパルス波などにわけられます。 Qスイッチという照射時間を1億分の1秒にすることのできるスイッチ(システム)のついてる機種もあり、 1つの機種でも、照射モードが変えられるタイプがあります。 |
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歯科で主に使われているレーザーの種類と説明 | |||||||||||||||||||
レーザーは、色々な場面で使われています。 医療の場でも、同じレーザーが違う目的で使われることもあります。 ここでは、歯科に焦点を絞って、それぞれのレーザーの特性をご紹介していこうと思います。 |
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おまけ・レーザーの活躍現場の色々 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
レーザーは、いつのまにか生活の中に根付いています。 思わぬところでもレーザーが使われていたりするのは、もうご存知のことでしょう。 歯科とは全く関係はありませんが、せっかくなのでどんなレーザーがどんな事に使われているのか、 簡単にご説明してみようと思います。 |
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